AI検索時代もSEOは必要?コラム115本でわかった「残酷な事実」

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監修:フロンティアマーケティングチーム(名古屋で中小企業のホームページ制作・AI導入を支援)

この記事の結論(3行)

  • 1. SEOは、AI検索の時代になっても必要です。
  • 2. ただし、「用語の説明」だけの記事は読まれにくくなりました。
  • 3. 効くのは、自社の経験・数字と、表やチェックリストで整理した情報です。

音声で聞く 自社コラム115本の「残酷な事実」(クリックで再生)

はじめに:自社のコラムを、数字で見直しました

「AIが答えてくれる時代に、ブログやコラムを書く意味はあるのか」。情報発信をしている会社なら、一度は考える疑問だと思います。

ここでいうAI検索とは、Googleの「AIによる概要」やChatGPTのように、AIが複数のサイトを読んでまとめた答えを示す検索のことです。SEOとは、検索で自社の記事を見つけてもらうための工夫のことです。

この疑問に答えるために、私たちはまず自社のコラムを見直すことにしました。フロンティアのホームページには、2024年10月から書いてきたコラムが115本あります。この115本を、アクセス解析(Googleアナリティクス)と順位調査ツール(SE Ranking)で1本ずつ確認しました。対象期間は2025年11月から2026年11月までの1年間です。

正直に言うと、結果は私たちにとって「残酷な事実」でした。そのぶん、これからの書き方がはっきり見えてきました。この記事では、その結果を包み隠さずお伝えします。

データを分析して見直すイメージ

残酷な事実1:読まれている記事は、ごく一部だけだった

項目 結果
コラム115本の1年間の閲覧数(GA4の表示回数) 約7,900回
上位10本が閲覧数に占める割合 約6割
年100回以上読まれた記事 15本
年30回未満の記事 71本(全体の約6割)
Googleで100位以内に入っている記事 28本
月に約5万回検索される言葉で、Google4位の記事(「ドメインとは」) 1年で約60回しか読まれていない

115本のうち、しっかり読まれているのは一部の記事だけでした。週に1本ずつ書き続けてきたので、「数は足りている」と思っていました。ところが実際には、本数を増やすだけでは読まれないことがわかりました。

▶ ポイント

115本のうち、約6割(71本)は年30回も読まれていませんでした。「たくさん書けば読まれる」は、通用しにくくなっています。

コラム115本の内訳:年100回以上15本、30〜99回29本、30回未満71本

残酷な事実2:検索4位なのに、ほとんどクリックされない記事があった(AI検索の影響か)

AIが文章を書くイメージ

いちばん驚いたのは、「ドメインとは」という記事です。

月の検索回数

約49,500回

Googleの順位

4位

1年間で読まれた回数

約60回

「ドメインとは」は月に約49,500回検索されている言葉(SE Rankingの推計・2026年11月時点)で、私たちの記事はGoogleの4位に表示されていました。それなのに、1年間で読まれたのは約60回でした。

原因として考えられるのが、Googleの「AIによる概要」です。検索結果のいちばん上に、AIがまとめた答えが表示されます。「ドメインとは何か」を知りたい人は、その答えを読んだだけで満足し、記事まで来ないのだと考えられます。

▶ つまり

用語の意味を説明するだけの記事は、AIに答えを代わりに言われてしまうのです。

検索4位なのに1年で約60回しか読まれていない「ドメインとは」の記事

一方で、希望もあった:AI検索に引用される記事には共通点があった

SEOの要素を整理したイメージ

一方で、うれしい発見もありました。順位調査ツールで確認すると、私たちのコラムのうち11本が、AI検索(Googleの「AIによる概要」やChatGPTなど)の答えの中で、参考元として合わせて29回引用されていました。

引用されていた記事の例は次のとおりです。

記事 AIに引用された回数 記事の形
Google Workspaceとは?ビジネスを効率化するクラウドツールの紹介 5回 機能を一覧で整理
SEOからSNSまで!ECサイトのアクセスを増やす集客戦略 5回 手段を並べて比較
企業ブランディングと製品ブランディングの違いと戦略 4回 違いを整理

▶ ポイント

どれも、項目を整理して並べた記事でした。AIは、整理された一覧や比較を「答えの材料」として使いやすいのだと考えられます。

AI検索の時代、コラムはどう書けばいい?中小企業のための3つの見直し

分析の結果から、私たちは次の3つを自社のコラムのルールにしました。同じように情報発信をしている中小企業の方にも、参考にしていただけると思います。

コラムを書き直すイメージ

見直し1自社にしか書けない一文を入れる

AIは、どこにでも書いてある一般論なら上手にまとめます。ただし、あなたの会社の経験や数字は知りません。 お客様の声、実際にかかった時間や費用、現場で気づいたことを、1本に最低1つは入れます。この記事でいえば、「自社コラム115本の分析結果」がそれにあたります。

見直し2結論を先に、比較表やチェックリストで整理する

自社のコラムを読まれていた時間(エンゲージメント時間)で見ると、真ん中の値は約27秒でした。4,000字の記事でも、多くの方は冒頭だけ読んで離れています。そこで、冒頭に結論を3行で書き、本文は表やチェックリストで整理します。 読む人にもAIにも、伝わりやすい形になります。

見直し3誰が書いたかを明らかにする

これまでの記事には、書き手の名前がありませんでした。誰が、どんな経験から書いたのかがわかると、読む人の安心につながります。これからは、記事の冒頭に監修者を記載します。

すぐ使える:自社コラム見直しチェックリスト

アクションプランのイメージ

  • 冒頭3行で、記事の結論がわかるか
  • 自社の事例・数字・お客様の声が1つ以上入っているか
  • 比較表・チェックリスト・図のどれかが入っているか
  • 書き手(監修者)の名前と経歴があるか
  • 「〇〇とは」の説明だけで終わっていないか
  • 記事の最後に、読んだ人が次にできる行動が書いてあるか

よくある質問:AI検索とSEO

Q

AI検索が広がったら、SEOはもういらないのでは?

A

必要だと考えています。AIは、検索で見つかる記事を読んで答えをつくっています。私たちのコラムでも、AIに引用された11本はすべて、Googleの検索でも100位以内に入っている記事でした。検索で見つけてもらう工夫は、AIに見つけてもらう土台にもなります。

Q

古い記事は消したほうがいいですか?

A

すぐに消す必要はありません。まずは読まれている記事を新しい情報に直し、似たテーマの記事は1本にまとめるのがおすすめです。私たちも、115本を「伸ばす・書き直す・まとめる・様子見」の4つに分けて見直しを始めています。「伸ばす」は年100回以上読まれている記事を最新の情報に直すこと、「書き直す」は年30〜99回の記事のタイトルと冒頭を直すこと、「まとめる」は年30回未満の似た記事を1本にすること、「様子見」は公開して間もない記事を3か月後にもう一度見ることです。

Q

自社だけで分析するのは難しそうです。

A

Googleアナリティクスがあれば、「どの記事が、何秒読まれているか」から確認できます。設定や見方がわからない場合は、お気軽にご相談ください。

まとめ

この記事のポイント

  • ✓AI検索の時代でも、SEOは必要。ただし「用語の説明」だけの記事は読まれにくい
  • ✓効くのは、自社の経験・数字と、表やチェックリストで整理された情報
  • ✓まずは今ある記事を、数字で見直すところから始めましょう

▶ 自社のコラム、読まれていますか?

フロンティアでは、名古屋を中心に、中小企業のホームページ制作とAI導入を支援しています。「自社のコラムが読まれているか見てほしい」「AI検索に合わせた書き方を知りたい」という方は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

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※数値は、株式会社フロンティアのコラム(2025年11月4日〜2026年11月2日)を、Googleアナリティクス4とSE Ranking(2026年11月時点の推計)で集計したものです。